1234567ドリルメイトの使用方法ドリルメイトの使用量標準的には水100リットルに対し、砂・シルト・粘土層の場合はドリルメイトを300g (0.3%)、砂礫の場合には300~600g (0.3~0.6%)入れて3~5分間程度攪拌した後、ポンプで循環させて使用します。ドリルメイトの溶解方法ドリルメイトは容易に水に分散しますのでミキサーや分散剤は不要です。泥水槽に水を入れ0.3%の濃度になるように計算したドリルメイトを水の上に散布し、ママコにならないように攪拌します。100リッターの泥水が4~5分で調製可能です。掘削を始める前に 掘削開始の際はドリルメイト泥水を十分に循環させてドリルメイトの粒子が均一に循環している事を確認の上ロッドを回転させてください。スライムの分離ドリルメイトは従来の泥水剤と異なり比重がほぼ1ですので、泥水が停止またはそれに近い状態になるとスライムは沈降します。スライムの分離にはデッチラインの使用が最適です。ドリルメイトの保孔性ドリルメイトは水を含んだ粒子が泥水のヘッドの圧力で孔璧に圧着して保孔しています。そのため、掘削中は孔内水位に注意し、必ず泥水のヘッドが孔内水位より高くなるように調節してください。粘性の調整ドリルメイトの濃度だけで粘性の調整が可能です。粘性が高ければ水を、粘性が低ければドリルメイトを加えてください。水を加えすぎますと粘性が低下し過ぎ、スライムの排出が出来なくなりますので御注意願います。掘削中止の場合ロッドやケーシングパイプの接続のために15分程度の休止の場合は必要ありませんが、都合で数時間以上休止、または中止する場合はジャーミングを防ぐため、15~30分程度泥水を循環させてスライムを孔外に排出してください。ドリルメイトの使用上の注意点 ・ イオン性の不純物や塩分濃度の高い水中では膨張量が極端に小さくなり、本来の性能を発揮できません。・ 逸水の激しい地層、湧水のある地層、せり出しのある地層でのご利用には不向きです。 利用をお控えください。・ダブルコアチューブで使用した場合、内管と外管のクリアランスがドリルメイトの膨張後の粒径より小さいと給水圧が上がりすぎることがあります。54掘削泥材
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